アラスカクルーズ&アナハイムディズニーランド旅行にAlwaysOnline Wirelessを使ってみました

海外パークを訪れる際、待ち時間を調べたり、SNSチェックやインスタ投稿など、今ではスマートフォンは不可欠な存在。 今回、カナダ発のディズニー・クルーズラインのアラスカ航路に乗船後、アナハイムに移動してD23 Expoに参加するという2週間に渡る旅行の通信手段として、AlwaysOnline Wireless というプリペイドSIMを使ってみたので、レビューをご紹介します。

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複数国を訪れる長期旅行の問題点

AlwaysOnline Wirelessのパッケージ

これまで1週間程度の日程でアメリカに訪問した際は、ZipSIMを使うことで比較的低コストかつ快適にネット環境を用意できたのですが、今回はカナダとアメリカの2カ国。しかもZipSIMはアラスカが対象エリア外ということで、別の手段を考える必要がありました。
解決策の1つは携帯電話会社のローミングサービスがあります。ドコモやauは、24時間980円のプランを提供していますが、私が使っているドコモは24時間以内のパケット通信料が30MBを超えると制限が掛かってしまいます。
しかも、2週間という長旅かつクルーズは洋上日や寄港地の数時間だけネット環境が必要なので、約10日分を契約したとしても1万円近い出費になってしまいます。
そこでこれらの欠点をカバーできるプリペイドSIMが無いものか?と探した結果、AlwaysOnline Wiress (AOW)というプリペイドSIMを使ってみることにしました。

世界中1枚のSIMで対応するAOW

パッケージには簡易的な日本語マニュアルも

AlwaysOnline Wiressは多くの方は聞いたことのないSIMかもしれませんが、AppleのiPad用のAppleSIMでも使われている業者の1つです。データ通信に限られますが、1枚のSIMで世界各国の4G通信が可能という特徴があります。
現時点では利用者の情報が少なく、どの国でどの通信業者にローミングするのかもわからないので若干の不安はありましたが、サイトを見るとカナダやアラスカも対象地域に含まれていたので、今回はこのSIMを使ってみることにしました(アラスカでの使用については後述しています)。

SIM購入、TopUpはカンタン!

iPhoneはAppからプロファイルをインストールするだけで使える

SIM自体は、AOWのサイトでアカウントを作成して直接サイトから購入します(2017年7月時点ではAmazonなどでは扱っていません)。3〜4日程度でDHLからSIMが届き、AOWのサイト上でアクティベートするとSIM自体が利用可能な状態になります。
アクティベート後は、国ごとの容量の購入(TopUP)が必要で、AOWのサイト上で使用する国、使用開始日時、容量を選び決済するだけです。もし不安であれば、日本を選んで最小容量で通信テストも可能です。
使用時の細かい設定は、iOSの場合は事前に専用のAppをインストールしておき、使用する直前にプロファイルをインストールすればOKです。試していませんが、AndroidはAPN設定を手動で行うようです。

予想外のアラスカ対象外

アラスカ州のスキャグウェイに到着すると予想外の事態に

日本を出発してカナダに到着前の機内でSIMの入れ替えとプロファイルのインストールを済ませておくと、カナダに到着して機内モードを解除するとすぐにカナダの通信業者TELUSの電波を掴み問題なく通信可能になりました。
翌日からはクルーズに乗船してカナダを一度離れてアラスカに向かいます。3日後にアラスカのスキャグウェイに到着するので、事前にこの日から通信可能なようにアメリカのTopUPも済ませておいたので事前準備は万全。のはずが、スキャグウェイに到着してもまったく電波を掴まないという事態に…
一旦、キャリア設定を手動にしてみると、AT&TとVerizonのネットワークが飛んでいることは確認できたのですが、
この時点でAOWがどこのキャリアにローミングするのか分からなかったので、プロファイルの入れ直し、ネットワーク設定のリセットなどを試みてみたものの、まったく電波を掴まずに圏外のまま。
クルーズ船内は有料のWi-Fiがあるため、そちらを使ってAOWのサポートに問い合わせてみたところ、なんとアラスカは圏外という回答。その場で返金処理をしてくれたので良かったのですが、結果としてアラスカの寄港地では通信手段が無い状態となりました。
下船後、カナダのバンクーバーからアメリカのロサンゼルスに移動すると、T-mobileネットワークに接続されすぐに通信可能になりました。(返金されたもののもう一度、アメリカ国内の通信は再購入)

国ごとに異なる料金

AOWはまず最初に14.95USドルでSIMカードを購入し、国ごとに使用量を決めてデータ通信を購入します。
料金体系は国ごとに異なり、例えば、米国内は1GBで7.99USドル。一方、カナダは1GBで29.99USドルとやや高めの設定になります。そのほかの対応国と料金はこちらで確認できます。

利便性は高いけど国ごとに異なる通信品質

アメリカ、カナダのほかにも香港や中国、ヨーロッパの各国も対応していますが、通信品質については国ごとにローミング先に通信事業者依存し、かつ料金体系も大きく異なります。
また、サイト上にローミング先の事業者が掲載されていないのが、旅行前には少し不安なところがあります。
特にアメリカ国内は、値段は安いもののT-mobile自体は電波が弱くVerizonを使用するZipSIMよりは明らかにつながりづらい印象なので、コスト重視であればよい選択肢になります。

周遊型の旅行やビジネスマンにも便利なSIM

必要な時間・地域・容量を自由に購入できて、しかも4Gネットワークを使用可能。SIMの差し替えも不要なので、複数国の周遊やいろいろな国に海外出張に行くビジネスマンなど、その都度現地でプリペイドSIMを購入するのが難しいような場合にも利便性の高いプリペイドSIMです。
また、サポートの問い合わせの反応も数時間で返信があって、すぐに返金手続きをしてくれたのでその点でも安心できるサービスだと思います。
アカウントを維持していれば、SIM自体が無効になることはないようなので、その点では持っておいてもよいSIMカードかと思います。
 

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