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ナポリのことを検索すると「治安が悪い」「ゴミ問題」といったネガティブなキーワードがある一方、「ナポリを見て死ね」と言われることわざがあるほど風光明媚な観光地でもあります。
訪れるまでは、不安が先行していたナポリ。実際に訪れてみてその印象はどうだったかでしょうか? 写真と一緒に紹介します。
ナポリの街が一望できる港に着岸
今回乗船したディズニー・マジック号はバルセロナを出港して3日目、最初の寄港地がナポリです。
マジック号は朝6時半ごろにはナポリの街と丘の上に建つサンテルモ城が眺められる港に着岸。
写真の左側の赤い建物がクルーズターミナルですが、寄港地なのでこの施設は使わず、倉庫の間を抜けて街に出ます。
いままでの訪れた寄港地の中でもっともボロい年季の入った港で、街に出るのがちょっと心配になり始めます。
サンテルモ城からナポリの街を一望
ナポリからは青の洞窟があるカプリ島やアマルフィ海岸などへ向かうゲストが多いですが、今回は街を歩きをすることに。目指すはナポリが一望できるサンテルモ城です。
クルーズターミナルからサンテルモ城の行き方はいくつかありますが、今回はGoogle先生が示す最短時間ルートに従ってこんな感じで向かいました。
薄暗い地下鉄とお世辞にもキレイとは言えない街を歩くこと1時間。サンテルモ城に到着。
お城から見渡す景色は、昔ながらのヨーロッパの街並みに、東京ディズニーシーのプロメテウス火山のモデルと言われるヴェスヴィオ火山。港にはディズニー・マジック号も見える絶景が広がります。
そして反対側もヨーロッパの街並みに地中海という絵葉書のような景色。時間を掛けて来る価値のある場所と言える場所といった感じ。
ナポリの街をぶらり
ふたたびケーブルカーに乗り、モンテサントから地下鉄に乗って船に戻ることもできましたが、せっかくなので、スペイン地区から、サン・カルロ劇場に向かうトレド通りをぶらり街歩き。
ちなみにスペイン地区は、比較的治安が悪いと言われていますが、昼間であれば危険を感じることはありませんでした。
ひしめきあうように建ち並ぶ建物の間を縫うように石畳の細い路地が続くスペイン地区は、横道を覗くと遠くにさっきまで登っていたサンテルモ城があるヴォメロの丘が見えたり、建物と建物の間にSNS映しそうな飾り付けがあったりと、眺めていて飽きない景色が続きます。
そして、サン・カルロ劇場近くのウンベルト1世のガッレリアへ。ドーム状の屋根がかかるガッレリアは、開放感があって建物の彫刻も美しいスペイン地区とはまた違った雰囲気。
本場のマルゲリータに舌鼓
せっかくマルゲリータ発祥の地ナポリに着たので、ランチはピッツァを食べることに。
事前にお店の調査をしていなかったので、ガッレリアのすぐ近くのROSSOPOMODORO(ロッソポモドーロ)というイタリアンレストランへ。
注文は定番のマルゲリータとマッシュルームのピッツァ。
マルゲリータは、もっちりした生地に、フレッシュなトマトにモッツァレラチーズ、バジルのシンプルな具材。
一口食べると、フレッシュなトマトの酸味が口に広がります。
ナポリの中心のオープンテラスで食べているので、普段より美味しく感じられるのかもしれないですが(笑)
訪れてみて分かったナポリの街
5時間ほどの短い滞在でしたが実際に訪れて見た印象として、「治安が悪い」という点では、ほかのヨーロッパの街と同じといっていいと思います。もちろん、カバンを前に持ったり歩きスマホをしないなどの自衛が前提です。
「ゴミ問題」に関しても、今ではゴミが散乱しているということはほとんどありませんでした。
マイナスの印象から入ったのはあるものの、実際に街を歩いてみると、地中海のカラッとした気候に、古い街並み、そこに住む人の生活感がリアルに感じられて、あれ、けっこういい街じゃん!という印象に。
このあと、船はローマ、フィレンツェ、フランスのカンヌと寄港しましたが、街と生活が一体化した雰囲気は、ナポリが一番感じられました。
あとから旅を振り返ってみるとこの雰囲気がよく思い出すので、これが「ナポリを見て死ね」の表すところなのかなーと思ったりして、これがナポリの魅力なのかもしれませんね。