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ソニーのフルサイズEマウントレンズ 「FE70-200mm F2.8 GM OSS」は、70-200mmの焦点距離で通しf/2.8の明るさを持つ望遠レンズです。
ジャンルを問わず、さまざまな撮影シーンで活躍するこのレンズは、パーク内でもショーやパレードはもちろん、風景撮影にも欠かせません。
レビューするまでもなく(重さを除いて)非の打ち所のない素晴らしいレンズなので、この投稿では、このレンズが気になっているかた、購入を検討されているかたのために、パークで撮影した作例を紹介して、購入を後押しします(笑)。また、2倍のテレコンバーター「SEL20TC」を使用した作例を交えて、FE100-400mm F4.5-5.6 GM との違いも触れていきます。
実はFE70-200mm F2.8 GM OSS を購入したのはちょうど1年前のTDR 35周年が始まるころです。もともと FE100-400mm F4.5-5.6 GM を使用していましたが、このレンズと入れ替え。
同時にx2エクステンダーを購入して400mm F5.6相当と同等の焦点距離とF値はキープする状態で1年間運用しています。
私はウレぴあ総研 ディズニー特集のカメラマンを担当させていただくことがあって、35周年以降のショーやパレードは、α7RIIまたはα7IIIにこのレンズを使用しています。
取材撮影は、失敗の許されない1発勝負の撮影になるのですが、1年間で使ってきてトラブルもなく、70-200mmの焦点域は、ショーやパレードだけでなく、インタビューの撮影でも活躍します。
ウレぴあさんで撮影した写真は、こちらに掲載されています。
パーク内でこのレンズが一番活躍するのは、ショー&パレードでの撮影です。
70-200mmの焦点域は ショーやパレードを撮影するには少し短めに感じるかもしれないですが、キャラクターの周りの雰囲気を一緒に収めるにはちょうどよい長さです。
距離がちょっと足りないなーというときは、APS-Cモードに切り替えて105-300mmで使用すると、70mmから300mmまで一本でカバーできることになります。α7IIIではAPS-C切替がカスタムボタンにアサインできるようになったので、ホントに便利になりました。
続いて紹介するのはパークの風景撮影での作例。
このレンズを使った風景撮影は、f/2.8の明るさと手ぶれ補正を存分に活かせる日没から夜が圧倒的に楽しいです。
ちなみに手ぶれ補正は3段程度まではしっかり止まってくれる印象です。
FE70-200mm F2.8 GM OSS は、1.4倍(SEL14TC)または2倍(SEL20TC)のテレコンバーターを使うと、98-280mm F4 または140-400mm F5.6の焦点距離と開放絞りになります。
さらにAPS-Cクロップをすると約1.5倍になるので、2倍テレコンバーターの組み合わせだと焦点距離はなんと210-600mm!
ここで紹介している作例はすべて2倍テレコンバーターを使用したものです。
実際に使ってみると、AF性能の低下はなくコンティニュアスAFも瞳AFもバッチリ動作。
画質は開放だとさすがにマスターレンズと同等のGマスターらしい解像感は厳しいものの、1/3段絞れば画質は少しずつ改善します。
FE100-400mm F4.5-5.6 GMとどっちがいいの?という疑問ですが、私はFE70-200mm F2.8 GM OSSに変えてよかったと思っているのですが、理由はいくつかあります。
- 70mmスタートの焦点距離が使いやすい
- なんといっても通しでf/2.8の明るさ!
- テレコンバーターの画質も悪くない
- テレコンバーターとAPS-Cクロップを使えば、1本で70mmから600mmまでカバーできる
私はFE70-200mm F2.8 GM OSSで落ち着きましたが、結局は自身の撮影するなかでいちばん使う焦点距離がどれくらいの距離かが判断ポイント判断するのがよいでしょう。たとえばハーバーショーのバージがメインなら圧倒的にFE100-400mm F4.5-5.6 GMを選択しますが、私の場合は200mm以下の焦点距離を使うことも多いので、400mm側はテレコンまたはAPS-Cクロップで代用することにしました。
もちろん、2本持って使い分けるのがベストではありますね。