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Gマスターレンズの登場で、レンズがだいぶ揃ってきたソニーEマウント。そのなかで現時点で焦点距離がもっとも長いレンズが、FE100-400mm F4.5-5.6 GM OSS です。
最近のパーク内では、300mm以上のレンズを見かけることが珍しくなく、α7やα9をパークで使用しているユーザーにとっては、気になるレンズではないでしょうか?
パーク内でのショーやパレード、風景撮影での撮影写真とともにご紹介します。
シャープな描写と美しいボケで撮るショー&パレード
FE100-400mm F4.5-5.6 GM OSS は、その名前からも分かるようにソニーEマウントの最高峰レンズ群であるG Masterレンズです。
高速・高精度なAF駆動とシャープな描写とG Masterならではの美しいぼけ描写を実現していて、主にスポーツや野鳥、飛行機撮影など動きモノにも活躍できるEマウントレンズです。
まず、最初にご紹介するのがステップ・トゥ・シャインのこの1枚。鑑賞エリア外から撮影ですが、ステージ奥の街灯、ケープコッドの灯台はキレイにボケる一方、ステージ上でタップダンスを踊るミッキーはキレの描写で、このレンズの特徴どおりといったところでしょうか。
夕方のミッキー広場といえば、逆光で撮影しづらい条件。ヴィランズワールドでは、シャボン玉も舞っているのでさらに難しい条件での撮影です。α7IIとの組み合わせでの撮影ですが、手前のシャボン玉に迷うことなく、ミニーちゃんにきっちりピントがあってくれました。
一昔前のミラーレス機ではピントを合わせるのも難しくなりそうな状況ですが、最近のミラーレス機と高い性能のレンスだと、このくらいの条件は難なく撮影できてしまうので、技術の進歩はすごいですね。
今度は同じミッキー広場で撮影したパーフェクト・クリスマスの一枚。立ち見の3列目あたりから隙間を縫っての撮影です。
少し薄曇りの日ですが、コントラストもしっかりしていて、画面の隅までしっかりと解像しているのが分かります。
400mmの焦点距離だと、どこまで寄れるのかは気になるところですよね。ファンタズミック! をメディテレーニアン・ハーバーのお菓子屋さん、マーチャント・オブ・ヴェニス・コンフェクション前から撮影してみました。
レンズの焦点距離は400mmですが、APS-Cクロップしているので換算約600mmです。高画素のα7RIIだと、APS-Cクロップしても充分な解像度でテレコンを持って無くても、手軽に焦点距離を稼げます。ミラーレス機は、ファインダー画像もクロップした画像でなので、構図もしっかり確認できます。
カラー・オブ・クリスマスのように被写体が明るくないけれど、シャッタースピードを上げたいケースでは、400mm端で開放f/5.6はさすがにちょっと暗いです。
フルサイズのα7シリーズは、ISO感度はISO5000〜6400ぐらいの高感度でもノイズも少ないので、遠慮なく感度を上げれば撮影できます。感度を上げることでレンズの暗さをカバーしつつも400mmの焦点距離を楽しむことができるのが、このレンズの良いところです。
AFの追従性も優れているので、ダンサーさんやアクターさんを人物を中心に撮影する方には、αシリーズの特徴である瞳AFを使った撮影がオススメです。400mmの望遠を使って被写体を画面いっぱいに入れながらも、ピントは被写体の瞳をバッチリ追従してくれます。
望遠を活かしたパーク風景撮影も
400mmの焦点距離をカバーする超望遠レンズでありながら、約1.39kgという軽さを実現している(キヤノンのEF100-400mm IS IIは約1.57kg)ので、パークの風景撮影で活躍します。
そして、パークの景色が一段と美しくなる夕方から夜は、レンズの手ブレ補正機能も活用しながら撮ることで、標準レンズとは違ったパークの姿を撮ることができます。
ニューヨークの夜景を焦点距離100mmで1/15秒で撮影したがこの1枚。
実際に撮影してみると手ぶれ補正は4〜5段ぐらいまではピタッと止まってくれます。
手ぶれ補正は流し撮りモードもあるので、ハドソンリバー・ブリッジから流し撮りモードで撮エレクトリック・レールウェイを流し撮りしてみました。パーク内だとなかなか流し撮りを使うチャンスはないですが、こういった使い方も楽しいですね。
街灯ひとつとっても、すてきなデザインがたくさんあるシーでは、望遠を有効に使って、パーク内の細かいディティールを切り取るのも楽しいです。
マーメイドラグーンの街灯のキレイな模様はきっちりと描写しつつ、背景のキング・トリトン城の光がキレイなボケを生み出します。
使用時は周りの配慮と縦グリップ使用がオススメ
小さなボディのαシリーズとはいえ、このレンズはかなり大きいので、パークで使用する際は注意が必要です。
特にフードを付けた400mm端ではかなり長さになるので、混雑するショー鑑賞エリアでは、前方のゲストの鑑賞の妨げにならないように注意したいところ。また、縦グリップの使用すると、縦位置での撮影ポジションが安定するとともに、後ろのゲストの鑑賞の邪魔にもならないのでオススメです。
また、パーク内で持ち歩くときもレンズをしっかり持って、周りのゲストや小さな子供にぶつからないようにするなど、配慮しながら使うなど、マナーをしっかり守りながら楽しみましょう!